源さんとの出会い

~2017.03.12投稿分~


私が誰かを好きになるとブログを作りたくなる。何故ならこの思いの丈をぶちまけたいから。
近くにその対象者を好きな人がいないとますますその思いが募る。
単純すぎて嫌になる(笑)


それまで彼が出ているドラマは8作品以上見ていたものまったく記憶に残っていなかった。

私が星野源さんという「俳優さん」を初めて認識したのは6年前の秋にオンエアされた「11人もいる」というドラマだった。
基本的にこれほどはっきりと、“この俳優を初めて認識したのはこの作品!”と言い切れる人はほとんどいなかった。

最近知ったのだが、この劇中で歌われている「家族なんです」と言う曲が、星野源の音楽に触れた最初なのだ。

当時もいい曲だなぁと思って聞いていたけどまさか源さんの曲だったなんて。

まさかこれから5年後、前列左隅に映るヒロユキおじさんにここまでハマることになろうとは想像すら出来ないのである。


それから源さんにを見たのはおそらく2014年にオンエアをしていたNHKのコント番組LIFE~人生に捧げるコントだったと思う。
「あ~この人、11人もいるに出てた田辺誠一の弟」ぐらいの感覚だった。
昔からコント番組が好きだった私は録画をして見ていた。

そして2015年、TBSのドラマ、コウノドリで11人もいる以来久しぶりにドラマで見ることになる。
星野源という俳優は笑顔がとっても良い人だった気がする。でもこのドラマでは全くと言っていいほど笑わない。
最後の方でたった1回だけど笑ったシーンがあった。あれを見て「笑ったぁ」と軽く歓喜したのを覚えている。

2015年はもう1つ星野源について知ったことがある。
フジテレビのドラマ『心がポキッとね』の主題歌に源さんの曲SUNが起用され、初めて歌手であったことを知った。ドラマも好きだったし明るい曲調も好きな曲だった。

2016年4月、LIFEのseries-4が始まって定期的に星野源をテレビで見る状況となった。
series4では源さんの強烈で面白いキャラがたくさん出始めた。
この頃の印象は面白い俳優さんという感じ。
2016年5月、私は一人でハワイ旅行に行くことになり、その準備をする中で自分のipodにYELLOW DANCERを入れた。理由はSUNを聴いた感じがハワイに合うと思ったから。
自由気ままな一人旅だし海を見ながらぼっ~っとして聴くには最適じゃないか、そんな理由だった。
そしてハワイに行く時の成田空港で、機内で読む本を買おうとツタヤへ行くとそこには星野源の「働く男」が置いてあった。
「この人、俳優・歌だけではなく本まで書いているのか・・・なんか面白そうだなと思い私はその本を手にレジに向かい機上の人となったのである。
私はこれまで様々な芸能人を好きになったが、好きになるまでその人の事を知らなかったり、知っていても今まで出た作品を見たことすらないのが定番だった。アルバムを聴き、著書まで購入すると言うことは少なからず嫌いな芸能人などではなく、ただハマるほど好きではないけれど好きな芸能人の一部といった感じだった。

そんな中迎えた2016年10月「逃げるは恥だが役に立つ」が始まった。
事前にドラマ情報を調べ期待度が高いドラマだった。
LIFEの影響からか、星野源が出ているなら面白いはず、そんな事を思っていた。そして運命のドラマ逃げるは恥だが役に立つが2016年10月からスタートした。

私は基本的にキー局のゴールデンタイムにオンエアをしているドラマは全て録画して視聴している。

とにかく第1話から面白かった。いつもは翌週のオンエアまでには視聴し見たら消すと言う流れなのだが、逃げ恥に関しては録画したものを消すことはなかった。もっと正確に言えば消すことが出来なかった。
星野源が出ているから面白いに違いない。
まさにその通りだった。LIFEを定期的に見るようになってから源さんの笑顔がとても印象的で好きだった。

逃げ恥ではほとんど笑顔もなかったけど津崎平匡のキャラクターから目が離せなかった。ガッキーのこの世の物とは思えない可愛さも相まった。
逃げ恥についての話はまた別の日に。

11月になった頃、気づくと源さんの恋を口ずさむようになっていた。最初のうちは今自分が口ずさんでいるこの曲が「YELLOEW DANCER」の中の曲なのか逃げ恥の主題歌なのかわからなかった。それくらい浅はかな感情だった。

いつの間にか自分が口ずさんでいる曲が「恋」だと気付き、大げさではなくいつもどんな時でも頭から離れなかった。何日、何週間、いや何か月も。

今までは今日の1曲!みたいな感じでその日だけ頭から離れなかったことはあったけどこんなに何か月も頭から離れないなんて初めてだった。

それからというものネットを見れば気づくと星野源オフィシャルホームページばかりを見ている自分がいる。そしてCDが欲しいと思うようになった。

11月も中旬になった頃、地元の小さなCDショップに赴いた。
初回限定盤が欲しいと思ったので頭のてっぺんが禿げ上がった犬みたいなかわいいおじさん店主に調べてもらうと「星野源の初回盤はねぇ珍しいんだけどつい最近まであったんだよねー。」
ってことはあれですか?星野源はCDをリリースすると初回盤はすぐになくなっちゃうほどの人気があるんですか。ま~~~ったく知りませんでした・・・。
結局通常盤を購入し帰宅。それからというものつい最近まで恋が頭から離れることはなく、たまたま訪れたお店でかかっていようものなら自然に手が動いてしまう衝動に駆られている。

年末に「星野源に屈しない女の会」というハッシュタグがあることを知った。
http://ent.smt.docomo.ne.jp/article/216089
記事を読んでみると好きな俳優さんだけど別に好きなタイプの顔じゃないしー、私がハマるはずはな『私が好きなのは津崎平匡さんであって決して星野源ではなぁーい!等々。

これ、私のことですか?

とにかく自分の事を記事にしてるんだろと思った。調べるとこの星野源に屈しない女の会って奴はInstagramで見られるようだ。こんなにも自分と同じように星野源なんかに屈するもんか!と戦っている人がいたとは妙な一体感を感じた。

今年の1月くらいまでは絶対に星野源には屈しない!と言い張っていたがこの放送を見て完全降伏、星野源の下僕となったのだった。

今までハマったドラマはたくさんあるけどそこからその俳優さん全部を大好きになるわけではない。例えば2015年の夏にやっていたテレビ朝日のナイトドラマ「民王」この作品にとてつもなくはまりブルーレイボックスを買ったがエンケンさんや菅田君にハマったりはしなかった。

もちろん「好きな部類の俳優さんランキング」の上位に入るもののそこまでだ。今までこのランキング10位以内に入っている人にハマったことは一度もない。
源さんも「好きな部類の俳優さんランキング」にランクインしていたもののハマるほどではなかった。

やはりハマるほど好きになるにはそれなりの理由がある訳である。
なぜ源さんを好きになったのかちょっと考えてみよう。やはりその人自身に魅力がなければランキングから飛び抜けて好きになることはない。
私は俳優+音楽をやっている人を好きになる傾向がある。
元から音楽が好きだったというのも関係していると思うのだけど、自分が好きになった俳優が音楽をやっている人だわかるとそれだけで一つ突出するのである。
星野源という人が気になれば気になるほどググる。ググりまくり情報収集をする。

俳優に加え音楽をやり、さらには本を何冊も書いている。
子供の頃のこと、20代の頃のこと、インストバンドを組んでいたこと。大きな病気をして生死の境をさまよったこと。そのあと発表された楽曲SUNのこと。
知れば知るほど気になり放っておけない存在になった。
そして源さんと自分の共通点が思いの外多かったのも大きかった。

気づけばスマホの中は源さんの写真で一杯になった。これにはとある理由がある。インスタである。

星野源に屈しない女の会でも触れたがあの辺りから #星野源 で検索をするようになった。するとどうだろう、インスタにはネット上に彷徨っている源さんの画像が素敵にアレンジされて画面を飾り音楽付きの動画になっていた。

私は源さんファンの画像センスに感銘を受けるのである。

「私もやりたい」そんな衝動に駆られて画像を漁り映像をアップした。再生回数が増えいいねを頂き、さらにはコメントを下さる方も現れだした。

源さんを好きな人とのやり取り、そして繋がりが私のテンションをさらに上げさせもう止められなくなっていた。

リア友の中に源さんの魅力をわかってくれる人がいなくてもネット上には年齢も生まれ育った場所も違う全国各地の源クラスタの皆さんがたくさんいる、ひとりじゃない。

年齢を重ねるごとに人づきあいが下手になってきて仲良くなるのに時間を要するようになったけど、ただ「星野源を好き」というたったひとつの共通点によってこうやってぐっと早く繋がれることを本当に嬉しいと思う。ネット時代も、考えていたより悪くない。

こうして私はホンモノの源クラスタになったのである。

ゲンラボ~Gen Lab~

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