続・星野源のどこが好きなの 2017年梅雨

~2017-06-24 投稿分~

「星野源のどこが好きなの?」

星野源が好きだと公言するようになった当初知人によく言われた言葉である。

よくよく考えるとこの「どこが」という部分に「全然カッコよくないし魅力がまったくわからないけどどこが好きなの?」と言っているように聞こえる。その質問を投げかけられ憮然とはするもの相手を納得させるような言葉が見つからずにいた。と言うよりも自分でもなぜこんなに星野源を好きになったのかがわからなかったのだ。

確かに自分でも同じ様なことを思っていた。 全くタイプじゃないし好きになる理由が見つからないと。

だが、芸能人は背が高くしゅっとしたイケメンじゃなきゃいけないとか、芸能人を好きになるならそういう人を好きにならなきゃいけないとかそんな決まりも無い。

とは言え友人の疑問もよくわかる。確かにそれまでの私は誰が見てもイケメンで背が高く体つきも西洋人のようにがっちりした声の低い男が好きだった。その私がその正反対を行くと思われる星野源を好きになったのだから周囲も放ってはおかなかった。

人を好きになるというのは自分のコントロールできない場所にあるもう一人の自分が好きになる。普段何かを考えている自分ではない方の自分。そんなもう一人の自分が星野源を求めていることに自分自身が振り回されていたのだから。

芸能人を好きになる時私には明確なレベルがある。

レベル 1 嫌いではない

レベル 5 出る番組はチェックし録画をするが保存するほどでもない

レベル 8 ファンクラブに入るがチケットの優先先行販売のためだけの加入

レベル10 出る番組の保存、その人に関することなんでも知りたい、他のことに一切目が行かなくなる。

7年前レベル10で好きだった人がいた。そこから今までレベル10の人材は現れることは無く、どんなイケメンでも、ライブを1列目で見てもレベル10にまで達することはなかった。

それが星野源を知ってからもう一人の自分がどんどん彼に惹かれていきその段階でレベル10になりうる男だという感覚は自分でも感じていた、感じてはいたがココまで好きになるとは当時の私はわからなかった。

そんな私が頭から離れなくなった「恋」を購入し、毎日の様に星野源について調べる為にネットサーフィンを繰り返した。当時よく「また星野源について調べているの?」と言われたものだ。そして私のiphoneのサファリは星野源関連のタブで埋め尽くされカメラロールに星野源の写真が増えていた。

仕方が無い、気になるのだから。気になってしょうがないのだから。

逃げ恥が終わって年が明けた。新しいドラマが始まっても私は何度も逃げ恥を見続けた。世間で言われる「ロス」というものを初めて体験した。1月クールのドラマに満足出来ず何度も何度も繰り返し逃げ恥を再生する。

要所に平匡さんのかわいいところ、自分と似ているところを見つけ出し共感する。

眠る前に逃げ恥を見ることでその夜必ずと言っていいほど星野源が夢に出演するようになる。大げさでも何でもなく毎晩オファーもしていないのに必ず私の夢の主演俳優になってくるのだからあの男はタチが悪い。

シチュエーションは様々だ。ドラマのようなストーリー性のあるものから日常的な場面にふと星野源が現れ知り合いになる等のノンフィクション感溢れるものまで。目が覚めなんとも言いがたい恋心にも似た夢見心地のまま今見たばかりの夢を思い出す。

「なんだかとても嬉しかった。星野源優しかったなぁ」夢なのにこの感想である。私の夢にアカデミー賞と言うものがあったなら間違いなく星野源は最優秀主演男優賞を受賞しているだろう。

そんな夢を見ているくせに「星野源には絶対屈しないんだから!」と強く自分に言い聞かせ、それでいてレコーダーのキーワード検索に「星野源」と入れレコーダーが星野源のキーワードを拾い録画してくれた音楽番組を見て心癒される自分に気づく。

また「イエローマガジンというイヤーブック購入者はライブ先行発売が申し込みができます!」というヤフーニュースのトピック記事を見た。イエローマガジンって何?という疑問があり趣旨も分からないもののニュースを見た瞬間アスマートログインし注文ボタンを押していたそれなのにまだ自分は好きじゃないと言い張っていた。

まさに行動と思考が伴っていない。そんな状態が暫く続いたある日、その瞬間は訪れた。

2月の頭にオンエアされたミュージックステーションの曲の転換だった。バラードの「くだらないの中に」から「恋」へ転換する瞬間、薄暗かった照明が明るくなりそれまでしっとり真顔で歌っていた彼の表情がほころびニコッと笑った後ペロっと舌を出したのだ。

何ですか?そのかわいい笑顔と仕草は・・・。

その時、テレビで彼が行った『ニコっからのペロ』を見た瞬間だった。この時初めて星野源が可愛いと認識した。

降参です、星野源さん、私は今この瞬間からあなたに屈します。あなたの事が好きです。となったのである。

前置きが長くなったが4月になぜ源さんを好きになったのか理由がわかったのだが、ついこの間友人から「やっぱりどうしてもわからないから聞きたいんだけど」と前置きをされ「なんで星野源なの?」と聞かれた。

2ヶ月前に可愛いからと言えば納得しもらえるであろうという結論に達したのだがそれだけで彼女は納得してくれなかった、そして斯く言う私もそれだけでは無いと感じていた。

イケメン俳優を好きだった頃、そもそも聞かれたことなどほとんど無かったが好きな理由をこう答えていた「かっこよくて優しいから」そう言えば友人も「ふ~んそうなんだ」とすぐに納得してくれていた。

この様に一言で源さんを好きな理由を表現しようとしても出来ないことに私は気づいた。

「かわいいから」

いやいやいや、絶対にそれだけでは無い。この短期間でレベル10を超えるほどに嵌ると言うことは絶対に別の何かがあるに違いない。

この2ヶ月半、源さんを見てきてカワイイから好きになったというだけでは説明が付かなくなってきているがとにかく一言で表現できるようなふさわしい言葉が見つからない。

大前提は36歳という年齢の男性でありながら圧倒的にカワイイ。仕草が可愛い、可愛くて可愛くて仕方ない。かわいいの前では全面降伏、絶対服従これは絶対だ。

でも見た目草食系なのに適度にエロく(そこそこエロく?)オスとしての存在感もあるのにひとたびトーク番組にゲストで呼ばれたり、表彰式では膝と膝をつけ、まるで卒業写真を撮影する時みたいに膝に手を乗せる。そんな礼儀正しさも本当に好感が持てるし好きだ、他人に対する思いやりの気持ちやひとつ先、ふたつ先の事まで見据えられる力も見て取れるし、テレビ番組に出た時なども司会の人から打ち合わせにない事を振られても、相手の事を考え最適な対応を取る、そんな順応性も凄いと思うし、音楽と向き合う時の姿勢も素晴らしい。彼のモノづくりに対する熱い思いは見ているこちらにもビシビシと伝わる。そんな姿は非の打ちどころがないくらいかっこいい。

ライブで「どうだ!俺様を見ろ!!」という演出が多いが星野源はどうだろう。舞台袖から笑顔を見せ小走りで登場しひょうきんなポーズを取りみんなをほっと和ますところも今見ると彼らしいし好きだ。

またラジオに寄せられたリスナーのメールに書かれていた「逃げ恥からの浅いファンですが」という内容を読んだ源さんが「ファンに浅いも深いもないですから。好きって気持ちですからね一番深さが図れるのは、期間じゃないですからね。」と言ったその言葉を聞いた時本当に胸がぎゅーっと締め付けられたのが分かった。もちろん悪い意味ではなくその言葉が本当に嬉しくて「言葉が胸に刺さった」という意味だ。いつファンになったかですべてが決まるとずっと思っていた私の心は源さんのあの言葉で長年自分自身にかけていた呪いから解放された。

そうやって星野源という人は私の今まで刺されたことのない部分も容赦なく深く深く刺してくる。自分でも思いがけないノーガードな部分を刺してくるものだからさらに星野源に夢中になる。

人として資質が深く様々な可能性や意外性、自分が思い描く星野源像をことごとく破壊してくれる所も彼の最大の魅力ではないだろうか。

これらの要素を一言で表現しろと言っても所詮無理な話である。

さぁ今後私は「星野源のどこが好きなの?」という質問をされたとき何と答えればいいのだろうか。

「可愛いから、あとこれから話し始めると結構時間がかかるけどいいなら話すよ」とでも言っておこうか。大抵の人は「じゃあいいや」と言うだろうから。

好きになるとトコトン惚れてしまう男。知れば知るほど魅力的で目が離せなくなる奥の深い人。

もう暫く考えてみよう。友人が納得する言葉を。

まだ私の旅はつづく。


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