飾らぬ愛に溢れた最高の空間の出来事

私は幸せ者である。本当に幸せ者である。
2019年2月3日私は大阪にいた。奇しくもこの日私はひとつ年齢を重ねた。わざわざお伝えする年齢でもないので、年齢については割愛させて頂こう。
ドームツアーの詳細が発表された時、私は迷いなく大阪行きを決めた。自分の誕生日に源さんのライブを見ることが出来るからだ。こんなチャンスそうあるものではないし、申し込まずには居られなかった。


HOSHINO GEN DOME TOUR 2019 POP VIRUS Report いや、感想。

2019.2.3 京セラドーム大阪 

2019.2.27&28 東京ドーム


幕張のライブではまったく源さんの姿をこの目で見ることはできなかった。今回の座席はアリーナではなくスタンド席だった為、前の人の頭はきにならずメインステージ、センターの花道、サブステージまで見渡せるのだ。どこにいてもよく見える。ドームとは言え案外近いなと感じた。

16時を少し過ぎた頃客電が落ちた。花道の途中の小さめのステージに現れた源さんは、だぼっとした真っ赤なパーカ、緩めの黒いパンツをはいていた。ここ数年ずっとライブではスーツだったが去年末の幕張のイベントや音楽番組ではパーカーを着ることが増えてきたように思う。いや、遡ればFamily song辺りからゆとりのある服装が増えたように思う。
01.歌を歌うときは
源さんが肩からかけたアコースティックギターを肩にかけた。
ドームのライブでいきなり弾き語りで始まるとは!!!しかもこの曲を1曲目に持ってきたのはきっとなんらかの思いがあるに違いないと思った。一般的にはドーム公演らしく華々しく照明キラキラの中でやりそうな所にこの選曲である。
ライブが始まる前にやらなくてはいけない曲のような、そんなあるかないか分からない意図すら感じた。だが、語彙力の無さが妬ましい。

02.POP VIRUS
赤と青か混ざったような色合いの照明が源さんを照らす。POP VIRUSがリリースされてから、いやラジオで宇宙初フル解禁してからこの曲を好きだった。またなんて凄い曲を作ったのだと呆気にとられた。目を閉じてその音を感じる、
03.地獄でなぜ悪い 
04.Get a Feel 
05.桜の森 
06.肌 
07.pair dancer 
メインステージサイドと花道のステージ、そしてサブステージでイレブンプレイの方々がペアになって踊っていた、その姿がとても美しく見とれてしまった。静かな曲で踊るというのもなかなか新鮮だった。
08.Present 
ステージの前方に下から(上から?)カーテンの様に注ぐ光がとても綺麗だった。
09.サピエンス 
イレブンプレイさんの踊りに合わせてパラパラ風のダンスが可愛い。
10.ドラえもん 
なぜかドラえもんは生で聴けないんだろうと思っていたのだが、ドームツアーで歌ってくれてとても嬉しかった。

11.ばらばら 
客席から登場した源さん、参加した3回の公演でどこで歌っているか全く見えなかったが、客席の中で歌ってくれるなんて、その場に居られたらなんて幸せなのだろう。そんなことを思いながらモニターを見ていた。

ドームで聴く初期の曲が本当に格別でいつも以上に心に響いたのは言うまでもない。 
12.KIDS 
STUTS君のソロパフォーマンスの後サブステージに現れた。ツアースタッフ用のアノラックと緩めのデニム、サングラスをしている。
何度も床に寝そべったり胡坐をかいたり。大阪公演の時 一緒に見ていたリア友は「もっと声を張って喋ればいいのに」と言っていたけれど、あれは声を張るものじゃなくて、リハーサルを盗み見ているよなそんな感じにしたかったんだと思う。ちゃんとそれを知っているファンは嬉しくてたまらない。
ドームじゃなくてリハのスタジオのようなそんな風景で、とてもじゃないが4万5万もいるドームの中だとは到底思えない光景だった。
 ハマ君の絶妙すぎる軽快なトーク、カースケさんのどこまで計算なのかわからないキケンなムード(笑)ライブを見てあんなに本気で笑ったことなどないくらい笑った。 
東京ドームでは尾崎豊さんのI LOVE YOUを熱唱したり、事前に打ち合わせなどしていないというのはよくわかった。円盤で見られないのが残念で仕方ない。
13.プリン 
14.くせのうた 
バンドバージョンで聴く昔の曲もとてもよい。 
15.化物 
16.恋 
17.SUN 
18.アイデア 
アイデアに入る前いつになくまじめな面持ちでアイデアが出来るまでの経緯を話してくれた。源さんも色んなものと戦いながら今を生きているのだ。そんな言葉を聞いた後のアイデアはまたいつもと違って聴こえた。
19.WEEKEND 
総勢16人の真っ赤な衣装を身に着けたイレブンプレイの皆さんは圧巻。源さんのライブに不可欠だと再認識した。
20.Family Song 
アンコール
21.君は薔薇より美しい
いつものようにニセ明が出てくると信じて疑わなかった。そうあの瞬間までは。
曲の途中で舞台袖から青いコートを羽織った人物が出てきた。「あれは誰だ?」モニターを見ると今出てきた青いコートの男は源さんだった。じゃあ花道で君は薔薇より美しいをキモく意気揚々と歌っているロン毛サングラスの人物は誰なんだ。すぐに状況を掴めず本格的に頭が混乱した。
東京ドーム公演の前に、アンコール直後のモニターに映ったニセ明は本物のニセ明だった事が分かった。モニターに本物を映されたら、ドームと言う広い場所ではわかりようもない。なんてことを考えるのだ星野源って男は!ドーム公演ならではの演出に度肝を抜かれた。
ニセニセ明と星野源、ウソノ晴臣が花道上で戯れる姿が本当にカオスで心底面白かった。
メンバー紹介中、源さんとニセニセ明がちゃぶ台の上でトランプをやっている。すべてが想像を絶する光景だった。
それにしても、源さんの風貌で聴く君は薔薇より美しいも貴重で嬉しかった。
一度この君薔薇劇場(と私は呼んでいる)を知った上で見る公演はまた格別で、この曲の時の周囲の反応が本当に面白い。それまでみんな「ニセが来たぞ」と笑いながら踊り、手を叩いているのだが、源さんが出てきた瞬間踊りも手拍子も止まり笑顔もなくなる。源さんが言っていたように「あれ誰だよ」という目で源さんを見ているのだ。その姿を見るのはたまらなく面白く楽しみになっていた。その光景を毎度ステージ上から見ていた源さんはさぞ楽しかっただろう。
22.時よ
23.Hello Song 
アップテンポな曲でライブが終わるのは久しぶりではないかと思う。ドームライブの最後を飾るのに相応しい楽曲だった。
Hello Songが終わりPOP VIRUSの音源が流れるバンドメンバー、ダンサー、寺ちゃんを含め全員が花道に並んび挨拶をし最後にバンドメンバーがそれぞれの楽器の位置につき最後数小節を演奏、源さんもそれに合わせる。これが終われば楽しかった夢のような時間も終わりを告げる。優しさに包まれた3時間だった。
星野源から信頼され、そして愛された愉快な仲間たちが奏でる上質のサウンドを、素敵なダンサー達が作る華やかな世界観やパワーを、表に出ることの無いたくさんのスタッフが作り上げたステージを、そして源さんが作り歌う音楽を、自分の身体全体で受け止める事が出来る何ものにも変え難い特別な時間で同じ時代に生まれて本当に良かったと実感する瞬間だった。
大阪公演の後1人ホテルに戻ってもテレビをつけず無音の室内で過ごした。余計な音を入れたくなかった。まだ耳の奥や脳に残るあのサウンド、源さんの声を感じていたかった。眠ってしまったら今日のことは夢だったんじゃないかって思えて、身体は疲れているもののなかなか眠りに付けなかった。

クソみたいな日々の生活の中でそれらを忘れさせてくれる一筋の光が源さんのライブ。こうしてライブを見られた事を心から感謝したい。
源さんがそこにいて、歌を歌ってくれること、その声を聞ける事は決して当たり前の事ではなく、それ自体が奇跡なのだから。


またこの次も笑顔で会いましょう

最高の誕生日をありがとう。



ところで源さん、前より歌が上手くなってる気がしませんか?
※大阪公演直後、ホテルで骨組部分を書き上げ、後に肉付けをし書き上げました。

ゲンラボ~Gen Lab~

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