寺坂直毅に、私はなりたい。
寺坂直毅、宮崎県生まれ37歳。職業、放送作家。
星野源のファン界隈では知らない人はいない有名人である。ライブでニセ明の登場前に得意の口上で会場を湧かせ、星野源のオールナイトニッポンで、星野源の目の前に座り、時折ひゃっひゃっと笑い、急遽トイレに立った源さんの代わりにラジオで喋ったり、ADの熊さんにちくビンゴをされたりするする、あの男のことだ。
私は薄々気づいていた。寺坂氏が羨ましいと。
源さんの寺坂氏に対する並々ならない思いを感じていたからだ。
家族や友人よりも多くの時間を一緒に過ごし、仕事やプライベートでも仲が良く、年齢も近く、少年時代の境遇もどことなく自分と似ていて、それでいて自分に無い特別なものを持っている寺坂氏に興味を持ったのだろうか。
「自分の中で好きなものを膨らましていくことが人間たる所以で、寺ちゃんはそれを作り上げてきたのではないか、生活に必要の無いものを作り上げることが、動物のかけ離れていることをやることにより、文化が出来ていく。それを寺ちゃんは一人で体言している人だと思っている。」
こう、寺坂氏の事を熱く語る源さんを見ると目から汗が出てくる。ここまでお互いがお互いを尊敬し合っていて、自分のことを自分以上に分かってくれている人がそばにいる。
それはとても複雑な感情で、羨望・妬み・嫉み・やっかみ、(笑)簡単に言うと「源さんにこんな言葉を言わせる寺ちゃんが羨ましい」この一点である。
あれは公共の電波を使った公開プロポーズだったのではないかとさえ思えてくる。
本当に本当に羨ましい!!!
羨ましすぎて私は寺坂直毅になりたい。
次に生まれ変わるときはぜひ、寺坂直毅でお願いします。
0コメント